いとしいとしというこころ

じゃにおたたのしい

「大好きな7人」が「大好きな14人」になった初夏

そんな記事です。

 

Kis-My-Ft2. LIVETOUR2018 "Yummy!!" お疲れ様でした!

泣いたり、笑ったり、叫んだり。"Yummy!!"というツアータイトルの通り、味も食感も彩りも違う様々な楽曲や演出に、とにもかくにもいろんなことを考えた2ヶ月間でした。

書きたいことはたくさんあるのだけれど、この”激動の2か月”を振り返らないことにははじまらない気がしたので書き留めておきたいと思います。

恋は突然落ちるもの。

 

 

☆5/5,6 ナゴヤドーム公演

遠征前日の5/4。そわそわしながらタイムラインに流れてくるグッズ情報を眺めていたときに、目にしたのがこのツイート。

前回も"トラジャ"ことTravis JapanというJr.がバックについてくれていたこと、とてもダンスの上手いユニットだということ。もちろん知ってはいたのですが、去年のわたしにはそこに気が回せるほどの心の余裕はありませんでした。

なぜならMUSIC COLOSSEUMは、キスマイを好きになってはじめて迎えるコンサートツアーだったから。

なんせはじめてのジャニーズのコンサート。はじめてのうちわ。はじめてのデジチケ。はじめて近くで見る自担の笑顔。いやほんとミュージックコロシアム最高でしたね!!!

そういうわけで今回のツアーはわたしにとってキスマイとの2回目の夏。ありがたいことにこの時すでに、名古屋だけでなく複数の公演に入れることが決まっていました。

そこに飛び込んできた先ほどのツイート。「フットワークの軽いオタクでいたい」が信条なので、ツアーのバックについてくれる子たちのことを知っておきたい! と思い立ったコンサート前日。

タイミングのいいことに、春から始まったYouTubeチャンネルのおかげで彼らについて知ることはそう難しいことではありませんでした。というか家でスマホをタッチするだけでかわいい子たちのかわいい動画が見られるの最高じゃないですか???

 あっちいったりこっちいったりしながらも、

というわけでほんのり顔と名前とたいそうざっくりとしたイメージだけは履修。吉澤くんかわいいな~でも中村くんのお顔が好きだな~というのが第一印象でした。

そうして迎えたツアー初日。

 

 察してください。

明らかに「これまでのキスマイ」とは違うセットリストに演出、構成。末っ子二人が考えたというツアー"Yummy!!"は何が出てくるかわからない、でもどうしようもなくいとおしい宝箱みたいで、わたしはただただ「好きだ」と思うことしかできませんでした。

このあたりは今回の記事の趣旨とそれてしまうので詳しくは書きませんが、7人それぞれのあいさつから感じたのは「これが俺たちの答えです」という確固たる意思で。

わたしが彼らを好きな一番の理由はどんなときでも一人称が「俺たち7人」だからなのだけれど、相変わらず7人そろって前と上しか見てない人たちだと改めて思いました。もうほんと、笑えるくらいに。

そんな彼らが立ち止まって、後ろと横にファンがいることを再確認してくれたのかな、なんて。avexいうところの「おいしい関係」がそんな意味なら、もうキスマイから離れられるわけないじゃんね。

そんなことわかりきってるはずなのに「数あるグループから好きになってくれてありがとう」「どこに行っても戻ってこられるように」ってHOMEを歌うKis-My-Ft2.は最高に不器用だし重い。そういうとこが好き

 

それはそれ。これはこれ。

エモーショナルおセンチオタクとして泣くわたしと、昨日知ったばかりの男の子たちがかわいくてむせび泣くわたしと。情緒はしっちゃかめっちゃかでしたが感情の切り替えはド器用でした。

特に印象的だったのが、藤ヶ谷さんソロの"Toxxxic"という曲の一場面。

 なんか盛られた??ってレベルでこじらせるオタクの図

これは一部なんですが似たようなツイートが馬鹿みたく大量に出土したので頭を抱えました とちくるってやがるぜ

いま思い返すとここからオーラスまでToxxxicを盛大にこじらせることになるのでまだまだ序章という感じだけど、名古屋が終わって数日間は本気であの瞬間の中村海人くんがまぶたに焼き付いたみたいに離れませんでした。 

 

キスマイ7人はもちろん、バックにいるトラジャのおかげで本当に何倍も楽しめた名古屋二日間。

二日目は少し余裕を持って見られたんですが、気付いたらトラジャを双眼鏡で追っている自分がいました。しめちゃんを見てて自担が近くに来たのに気づかなかったこともありました  ごめんねにかちゃん!

公演が終わって地元に帰ってきてもなおその熱は冷めず。好きになったら先人たちの知恵を借りたいと、トラジャのことを書いたはてブロを読み漁る日々。

昨年のミューコロのときについてくれていたメンバー二人がもうトラジャにはいないこと。ミューコロのときはトラジャにいなかった二人を新しいメンバーとして迎えていたこと。メンバー変遷が多々あったグループだということ。情報に頭が混乱しながらも、もっと知りたいという気持ちは増すばかりで。

そもそもJr.についての知識が①Snow Man(キスマイのバックについてくれてた)(阿部くんが好き)(佐久間くんと宮館くんもわかる)②井上瑞稀くん(超かわいい)ぐらいしかなかったのですが、ぎゃーすかわめいてるわたしを見かねたらぶ推しのフォロワーさんが色々教えてくれたこともあり一気に新規ハイ期

桁間違えてない???ってレベルで年会費が安いジュニア情報局にも早速入り、3月の横アリの動画を繰り返し見たり、木曜日はそわそわしながら20時を待ったり、改めてミューコロの円盤を見返して一時停止したり。

ダンスが上手いのはもちろん、キレッキレで踊る姿とからは考えられないくらいふわふわしたトークとゆるっとした雰囲気に「え…かわいくない…?」「どうしようかわいい…」「かわいい(確信)」と頭を抱える日々。

調べたら7人中5人がO型と知ってひっくり返りました 段O型ゼロの不器用な7人組(いとしい)を見てるのでお互いがお互いをほめあうやさしい世界はとても新鮮で、「かわいいねえ…」「えらいねえ…」とえびす顔になるオタク。

もはや気分は孫を見るおばあちゃん気分。かといってTravisようちえんJapanに夢中になっているとTravisキレッキレJapanに呻き苦しむという寿命を削りそうな無限ループ。でもそれすらも楽しい、そんな新規ハイの日々。

偶然にもフォロワーのキス担さんも同時期に同じようにずぶずぶと沈んでいっていたので、トラジャ旅のインドネシア料理店に巡礼したり鑑賞会したり。

きっとこんな話は珍しいものでなくて、こうして好きなアイドルが増えていくものなんだろうなあと思っていました。そして好きな人は多い方が(わたしにとっては)絶対楽しい。それはもう。

 

トラジャと二階堂さんとで定期的に行われているらしい、”にぃに会”なる会の存在もわたしにとっては大きかったです。

二階堂さんって気持ちも言葉も本当にまっすぐだから、誤解されてしまうこともあるんだろうなあなんて余計な心配をしていた時期もあり。

「メンバーのことが大好き」と大声で言う一方で「親友はいない」なんて雑誌のインタビューで言ってしまう彼だけれど、きっとこれまでたくさんの先輩に愛されて可愛がられてきたんだろうな、というのは彼を知ってからの長くはない年月でなんとなく理解していました。

そんな二階堂さんがかわいがっている後輩が、家庭でもグループでも末っ子の彼のことを「にぃに」と呼んで慕ってくれるなんて。

ツアーのバックについてくれることも相まって、感謝やら愛しさやら嬉しさやらで胸がいっぱいで、そんな感情も「もっと彼らのことを知りたい」という気持ちに拍車をかけていたのだと思います。

 

 

☆6/15,17 東京ドーム公演

この公演の数日前、もう一人の自担である桐山さんの初単独主演舞台を見届ける遠征がありもう情緒ははちゃめちゃだったんですが、天気予報を見て優しい雨の中で北山宏光と別れられるじゃん…ヒロミツの女になる…」と呟いていたレベルには浮かれていました。オタクって器用。

公演中は二階堂さんだけでなく事前に入手していた吉澤くんと中村くんの個人うちわを手に、うちわを紙芝居ばりにめくりながら双眼鏡を構えるという高度なオタ芸をキメていました。楽しい。

相変わらずToxxxicにときめき散らかし、投げちゅーを会場中に振りまく中村くんがかわいくてにこにこしていたのですが、この日目を奪われたのは彼だけではありませんでした。

 それは"Kiss魂"という曲で、とびきり色っぽく踊る松倉くん。

この一つ前の"Let it Burn"という曲の終わり、二階堂さんの立ち位置の近くに松倉くんがいるんですね。二階堂さんを追っていたら松倉くんがいて、おっと思ってそのままロックオンしていたのがはじまりでした。

伏し目がちにかかる眺めの前髪と、唇に添える指先。なんだか彼の周りだけ纏う空気が違うようで、結局メインステージで踊る彼から一曲まるまる目が離せませんでした。tonightのイントロにはっとしてキスマイがいるバックステージに目を向けてからも、息を飲むような衝撃は忘れられず。

もともとわたしこの"Kiss魂"という曲がとても好きで、昨年のツアーのセトリに入っていなかったことを残念に思っていたんですね。その分名古屋公演では目が足りないとばかりに7人それぞれのペンギンダンスを見るのを楽しんでいたんですが、17日の公演ではイントロから曲の終わりまで、ほとんど松倉くんしか見ていませんでした。ちゃっかり北山くんには抱き捨てられましたけど。

 名古屋公演やYouTubeを見ているときにはそこまで気にかけていなかったのもあって、そのことは自分の中でちょっとした衝撃で。でも一度気になったら止まらないんですよね。オタクだから。

 あと17日に見たこれも大きかった。スポットライトが当たるまでの短い時間に、暗闇の中ジャケットを着て何事もなかったかのように踊り続ける。理由はうまく言えないけどぐっときてしまって、ハプニングでありながらも、ああライブっていいなあと感じた一シーンでした。

前述したとおり名古屋公演以降は吉澤くんと中村くんが特に好きだなあと思っていましたが、東京ドームを終えてからはなんだか松倉くんが気になる日々。

 メンカラオレンジ(好き)であごにほくろがあって(好き)投げちゅばんばん飛ばす(好き)もう一人の自担(めちゃくちゃ好き)がいるんですが、すーぐ好きな子同士の共通点をこじつけては騒ぐオタクなので「これもう好きじゃない?笑顔もかわいいよね?もはや二階堂高嗣では?」という超絶飛躍した論理で証明完了。はい好き。

早速先人たちの(略)というわけでtwitterの海原に松倉くんを探す航海に出たのですが、松倉くんを調べていたはずが出てくるのは咀嚼しきれないほど膨大な松松尊いエピソードの数々。

そんなにフォロワーさんの多くないアカウントであるにもかかわらず、なぜか毎日のようにTLに流れてくる可愛いもかっこいいもエモいも全部詰まった松松エピソードの洪水に翻弄される日々。

このツイートにもある「恋は突然落ちるもんだ」とは、"ズッキューン"という曲で二階堂さんの歌割りになっている一節なんですが、初めて聴いた時からこの部分はわたしの中でクリーンヒットでした。

好きなアイドルに恋愛感情を抱いているわけではないのですが、この気持ちを言語化しようとすると、やっぱりそれは「恋」という言葉におさまるんじゃないかと思っています。

だって毎日のように考えるし、ふとしたときに今元気でいるかなって思いを馳せてしまうし。いとおしいも好ましいも幸せでいてほしいも、全部この言葉に詰まっているような気がして。

そして大好きな自担が歌うように、きっとこの「恋」も、突然落ちるものなのだと思います。

ちょうど仕事で精神的にどん底の日々や忙しい時期が続いたわたしにとって、通勤時間や寝る前の短い時間で彼のことを知っていくのはささやかだけれど大きな幸福でした。

あまりにもあれで恥ずかしかったのでツイートは載せないでおきますが、きっとわたしのこじらせる様をリアルタイムで見ていたフォロワーさん方はさぞ生暖かい目で見守っていてくれていたのだろうなと察します 好きなように好きな人のことをつぶやける居心地のいいTLを、これほどありがたいと感じたことはありませんでした。

桐山さんのオレンジは太陽!って感じでそれはもう大好きなんだけど、松倉くんのオレンジは太陽とは少し違うな、とも感じていて。

笑顔は明るくてかわいくて歯がゆくて太陽みたいなんだけど、彼の性格を表すときに太陽って言葉はなんとなくそぐわないような気もして。どちらかというとそれは隣の元太くんの方が合うような気もする。”陽だまり”とかそういう言葉として。

YouTubeで彼に向けた誉め言葉として挙がった「頑張り屋さん」という言葉がとてもしっくりきたのもあると思います。きっと、「なんでも器用にこなせるタイプ」ではないんだろうなというのがわたしの彼に対する印象で。

でもそんな彼が見せたパフォーマンスに一瞬で心を奪われたことがなんだか後からとても嬉しくて、おかしな話だけど誇らしかった。好きになったアイドルはこんなにも素敵でかっこいいんだよって身を持って知ったというか。うまく言えないけど。

 

 

☆7/14,15,16 西武ドーム公演

松松をはじめ、他ユニットで活躍しているJr.もたくさん出ているSNOW DOMEの約束を見返したり、こじらせるわたしにほくそ笑みながら2016年のサマパラを友達が見せてくれたり。

ツアーファイナルが近くに迫っていることに一抹の寂しさを感じながらも、西武ドームを楽しみに待つ日々は名古屋初日を待つ日々と同じくらいわくわくしていました。

いやきっとそれ以上だったのだと思います。だって、好きな人の数が2倍に増えたのだから。

 

 西武ドームの楽しみの一つは、Toxxxicの松倉くんを見ることでした。

Toxxxicをそれはもう盛大にこじらせていることは前述した通りですが、何しろ藤ヶ谷んのウィンクがきっかけでジャニオタになったオタクなので、基本的に藤ヶ谷さんロックオンで双眼鏡構えていたんですね。中村くんの例のアレはともかく。

でもtwitterで調べてみると出てくる出てくる「Toxxxicの松倉がやばい」ツイート。

トラジャ担だけではなくキス担も次々と口にしているのを見て、 なんかもうとにかくやばいことが起きているらしいということだけは理解できました。

そんなの、もう、見るしかない。

 

英世3人でおつりが来るレベルのドチープ双眼鏡から、10倍の値段にグレードアップした双眼鏡を手に臨んだ西武ドーム

初日は残念ながらToxxxicは角度的にあまり見えなかったのだけれど、相変わらずKiss魂の松倉くんは色っぽかったし、それ以外の曲でも楽曲の世界観に合わせて別人のように表情を変えて表現する姿はやっぱり素敵でした。

二日目は内心「明日のオーラスは二階堂さんしか見られないだろうから今日はもう割り切って松倉くんを見よう」という謎の背水の陣で臨んだのですが、同行させていただいたフォロワーさん(二階堂担)(初対面)のほぼ第一声も「私今日松松のオタクとして来てるんで」だったので笑ってしまった。強い。

 この開き直りようである

この日の座席は、アリーナのメインステージからほど近いところで。相変わらず風がなく蒸し暑いドームの中で、でも公演がはじまってからはなんだか暑さすらも忘れていたような気がしました。なんていうと、ちょっと詩的すぎるかもしれないけど。

 自分なりに一生懸命言葉を尽くしてみた努力のあとが見えて微笑ましいんだけど、あの公演で抱いた感情をすべて言語化しようなんてとうてい無理な話で。

でもきっと「落ちた」という言葉ですべてが説明できてしまうほど、実は単純な話なのだと思います。だって結局、好きだって話をしたいだけだし、理由なんて必要ないのだから。

だからどうだとか、担降りするとか、そういった話ではないのだけれど。あの時西武ドームの真ん中で一心不乱に踊る彼を見て、頭の中が真っ白になった感覚はきっとずっと忘れないのだと思います。

でもちょっとだけあの瞬間は松倉くんを自担と呼んでいる人たちのことが羨ましくもあった。だってあんなの、誇らしさしかないし、自慢の自担ですって地球中に大声でふれ回りたいでしょう。わたしならふれ回ってる。絶対

 

 

 

 

そんなわけで、「大好きな7人」が「大好きな14人」になった初夏の話でした。

冒頭のツイートにも書いたけれど、本当に激動の2か月だった。この記事にはトラジャのことを抜粋したけれど、キスマイにも二階堂さんにもたくさん思うことがあって、まだ自分の中の感情が整理できないでいるけれど。

誰かを好きでいること、誰かを好きになること。そんな当たり前の営みについて考えて、こねくり回して、でもやっぱり理屈じゃないんだと改めて感じた夏でもありました。

 

このツアー中ずっと思っていたんだけど、"FREEZE"でセンターステージに14人が集まる瞬間がたまらなく好きなんですよね。
「ああいまステージ上に好きな人しかいないんだなあ」って思う瞬間。もちろん他のJr.の子がどうという話ではなく、なんだかそれってものすごいぜいたくなことだなあと思っていました。
きっとそれは名古屋の前日に、思い立ってYouTubeを見てみなかったら抱くことのなかった感情で。オーラスは、この時間が永遠に続けばいいのになあって、ありきたりだけれど本気で思った。それくらい、あの時間が幸せだったから。

 

絶賛Yummyロスですが、舞祭組円盤もサマパラも楽しみで、思ったほどロスになっていない不思議。いやさみしいけど!今すぐ円盤出してほしいけど!

途中でも書いたけどきっとこんなのはありふれた話で。こうしてオタクは推しを増やしていくのだろうなあとも思ったり、「まさか自分がJr.を好きになるとはなあ」なんて先人たちがつぶやいてきただろう言葉をなぞらえてみたり。

そんなのも含めて楽しいんだから、ほんとオタクってやめられないですね。

でもやっぱり好きなアイドルは多い方が楽しいし、自分の直感には素直になった方がいいし、人生は何が起こるかわからない。

 

恋は突然落ちるもんだって、大好きな自担も歌っているんだから。

 

次こそは何かに落ちた系じゃない記事を書きたいです。(願望)

ここまでお読みくださりありがとうございました!